2022年3月1日火曜日

園長の つ・ぶ・や・き

 

 田島わくわく保育園の恒例コマ大会が始まりました。年間通して遊んでいますが、やはり11回目の腕ならしの大会が終わると闘争心に火が付くようです。「好きこそものの上手なれ」という諺がありますが、まさにその通り。好きな子はわずかな時間でもコマを手に練習しています。今年の3歳児はなかなか自分のコマをgetしたいと思う子がいなかったのですが、大会の後には「コマが欲しい!!」と練習する子が出てきました。大きいクラスから“師匠”が来てくれて紐の巻き方から投げ方まで伝授してもらいました。その上達の早いこと、それと「師匠のようになりたい!」という気持ちの高まり、あっという間に45歳と同じ位置で大会を迎えました。2月は天神講杯の大会ですから緊張もあります。実力は到底届きません。でも本人たちは頑張って練習してきたんだという自信からコマの紐を引きました。勝敗は明らかですが負けたという気持ちは大きく、大粒の悔し涙を流し飛び上がって泣いていました。3歳児は素直に表しますが、4歳児は1つお兄さん。声は出しませんが涙を流し「次は絶対に勝つ!」と決意を新たにしていました。コマ大会は3回まで続きます。技・実力もそうですが勝敗をとおして心の成長が見られるとても良い経験だと思います。